イメージ

一般財団法人 東光虻川ものつくり財団 研究助成金事業
過去実績

2021年度

2021年度贈呈式


●国立大学法人弘前大学 教育学部 講師 廣瀬 孝 様

  1. テーマ名「スギを原料としたキャパシタ用活性炭の細孔物性に及ぼす処理時間の影響」
  2. 助成額 100万円
  3. 研究概要 大館市及び秋田県の県木であるスギを原料として活性炭を作製、秋田県産業技術センターと共同研究することにより、将来的に蓄電デバイスである電気二重層キャパシタへの活用等を目指す。脱炭素社会の実現の中で、自動車・蓄電池等の開発・実証が挙げられているが、蓄電池の中で更なる性能向上が期待されるデバイスとして電気二重層キャパシタがある。キャパシタメーカーとのこれまでの共同研究から、リンゴの剪定枝や高速道路間伐材より有用な原料としてスギの可能性があることを確認している。本研究により高性能キャパシタの実用化に近づくことが期待され、実現すれば活性炭製造拠点の構築や、それを利用したキャパシタの自動車用や自然エネルギー分野等への応用が可能となる。

●(独)国立高等学校機構 秋田工業高等専門学校 創造システム工学科 物資・生物系 准教授 西野智路 様

  1. テーマ名「発電し続ける色素増感太陽電池実験教材の開発(出前型体験学習を通じた人材育成事業)」
  2. 助成額 100万円
  3. 研究概要 国際数学・理科教育動向調査において、理科を使うことが含まれる職業につきたいと答えた子供の割合は、日本は国際平均の57%より大幅に低い27%にとどまるよういう結果が出ているが、この理由のひとつとして、小中学校における実験・実習の体験不足が挙げられている。そこで、これまでの県内での出前型工作教室の実施をヒントとして、人気のあった色素増感太陽電池を改良した実験教材を開発し、最先端技術の実験が体験できる出前型実験教室を開催する。既往のオープンセル型は時間が経つと電解液が蒸発して発電しなくなるが、新規にクローズドセル型に改良し、発電し続ける色素増感太陽電池を作成する。実験キットとテキストを作成して秋田県内の小中学校で実験教室を開催し、子どもの学ぶ意欲や探究心を高めたい。

●秋田県立大学大学院 生物資源科学研究所(木材高度加工研究所)熊本隆人 様

  1. テーマ名「地域産木材資源の曲げわっぱへの利用可能性と白飯の保存効果の検証」
  2. 助成額 90万円
  3. 研究概要 大館市で作られてきた曲げわっぱは、地域で産出される天然秋田杉を活かした地場産業として発展してきたが、平成24年度の計画伐採の停止を期に人工林スギへの転換が進んでいる。そこで、スギ以外の地域産木材資源(ニセアカシアの広葉樹、リンゴやナシなどの果樹木)の曲げ加工性を明らかにし、利用可能性を評価する。加えて、曲げわっぱのお弁当箱での、白飯の保存による食味の変化、含水率と食感をパラメーターに計測し、食味が保たれる効果を見える化したい。

問合せ先

<事務局>
一般財団法人 東光虻川ものつくり財団
〒017-0021
秋田県大館市雪沢字蕷ケ岱256-1東光鉄工㈱UAV事業部内
<問い合わせ先>
担当 事務局長 鳥潟
Tel 0186-57-8755 Fax 0186-57-8681
E-mail: torigata@toko-akita.co.jp